プロフィール
筑前琵琶奏者 川村 旭芳
神戸市出身在住。
筑前琵琶日本旭会 総師範 故二代柴田旭堂師のファンだった母の勧めで八歳の頃、師に入門。
現在、筑前琵琶日本旭会 師範。
独奏の弾き語りを活動の中心に据えつつ、他分野との共演にも力を注ぐ。
古典曲を継承しながら新作の創作にも取り組み、
阪神・淡路大震災の追悼曲はじめ、母 川村素子の作詞による作品も発表。
琵琶語りと朗読や合奏を組み合わせた《音楽劇》の創作・上演をライフワークとする。
1998年より2010年まで、和楽器オーケストラ 邦楽合奏団「鼎」(KANAE)に所属。
現代曲奏者としては、関西の楽団や邦楽社中、音楽大学などの国内外に於ける公演に出演。
箏・尺八・胡弓などの演奏家四人で2004年に結成された、和楽器ユニット「おとぎ」代表。
門人会「筑前琵琶 川村旭芳会」主宰。NHK-FM「邦楽のひととき」他テレビ・ラジオ出演。
【ソロアルバムCD】
2004年7月『川村旭芳 筑前琵琶のしらべ』
2011年4月『川村旭芳作品集1―母娘合作集―』および
『川村旭芳 筑前琵琶のしらべ―源平一ノ谷合戦―』2枚同時発売
【和楽器ユニットおとぎ アルバムCD】
2007年5月『音戯箱』/ 2009年3月『音戯箱2』/ 2013年7月『音戯紀行』
◆日本琵琶楽協会 会員
◆NPO法人 筑前琵琶連合会 会員
◆公益社団法人 日本詩吟学院 兵庫中央岳風会 会員
主な自作曲
初演日 | 曲名 | 作詞者 |
2003年1月 | 「阪神・淡路大震災 犠牲者追悼式典によせて」 | 川村 素子 |
2003年12月 | 小泉八雲『怪談』より 「雪おんな」 | 川村 素子 |
2004年4月 | 「弁才天に捧ぐ」 | 川村 素子 |
2004年5月 | 福井県小浜市に伝わる韓国船遭難救護の記録より 「サインパンゼ号漂流譚」―海は人をつなぐ母の如し― |
川村 素子 |
2004年10月 | 「空海讃歌」―入唐千二百年記念― | 川村 素子 |
2004年12月 | イエス・キリスト生誕物語 「貴き清らなこの夕べ」―能管・笙と共に― |
野中 久美子 |
2005年3月 | 源平一ノ谷合戦より 「逆落し」 | 川村 素子 |
2006年1月 | 『源氏物語』より 「葵と六条御息所」 | 川村 素子 |
2006年10月 | 宇和島・観音寺に伝わる平家の落人伝説 「堂崎観音堂悲話」―宇和海落武者伝説― |
川村 素子 |
2009年7月 | 愛媛県内子町・清盛寺に伝わる平家の落人伝説 「八房の梅」―登貴姫哀歌― |
長田 正雄 |
2013年10月 | 「ジョセフ・ヒコ物語」 ―激動の時代をしなやかに生きた近代日本の先覚者― |
川村 素子 |
2014年9月 | 「千歳余り二百歳」―四国霊場開創千二百年記念― (能管手付:野中 久美子) |
風來 学人 |
2015年3月 | 鴨長明『方丈記』より 「元暦の大地震(おほなゐ)」 | (原文抜粋) |
2016年9月 | 「腰越状」 | (原文訳抜粋) |
2021年11月 | 鴨長明『方丈記』より 「養和の飢饉疫病」 | (原文抜粋) |
主なコラボレーション
◆和楽器ユニット「おとぎ」 |
◆能管と琵琶のデュオ「伽羅」 |
◆その他のコラボレーション |
近年の主なテレビ・ラジオ出演
◆NHK-FM「邦楽のひととき」
2015年2月25日 演奏曲「那須与市」
2016年6月29日 演奏曲「伽羅の兜」
2017年6月28日 演奏曲「五條橋」
2019年6月26日 演奏曲「仏御前-上」
2020年6月24日 演奏曲「舞扇鶴ヶ岡」
2022年6月29日 演奏曲「粟津の露」
2023年6月26日 演奏曲「伽羅の兜」
◆その他
2016年1月4日 ABC朝日放送ラジオ「茂山童司の栴檀代々」ゲスト出演
2018年3月31日 フジテレビ「ミュージック・フェア」2700回記念コンサート(伴奏出演)
2018年5月8日・22日 BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」―平安貴族が愛した嵐山・嵯峨野―
2019年10月5日 BSテレ東「おんがく交差点」ゲスト出演